- 出版社: 洋泉社
- ジャンル:社会一般
- 判型:新書
- ページ数:191P
- ISBN:978-4-86-248482-6 (4-86-248482-4)
- 発売日:2009年11月6日
Twitter社会論
著作
ツイッターとはいったい何なのか?
「2013年には10億人のユーザーを獲得する世界初のウェブサービスとなる。その時ツイッターは地球の鼓動となり、神経系となるだろう――。」
オバマ大統領をはじめとして各界著名人や各種公的機関、マスメディアや大企業がこぞって使い、全世界で爆発的にユーザーを増やし続けているツイッター。今、何が起こっているのか? これからどうなるのか?
いち早くツイッターを使いこなし、「tsudaる」の語源ともなった著者がそのインパクトを読み解く!
勝間和代さんとのスペシャル対談「つぶやく力」収録!
目次
はじめに
第1章 ツイッターとは何か?
1 ツイッターで今、何が起きているのか?
- 急増するユーザー数
- 注目を集めるツイッター
- ツイッターの生い立ち
- ツイッターの日本での広がり
- ユーザー数増加によるトラブルやセキュリティは?
- ツイッターのビジネスモデル
2 ツイッターとは何か?
- 「新しい情報流通インフラ」
- 140字という字数制限
- ツイッターの6つの特徴
- 1.リアルタイム性
- 「リアルタイム検索」の価値
- 2.強力な伝播力
- 3.オープン性
- モバツイッターの登場
- 多様な関連サービスの隆盛
- 4.ゆるい空気感
- 5.属人性が強い
- 6.自由度が高い
第2章 筆者のツイッター活用術
1 筆者のツイッター個人史
- ツイッターとの出会い
- リアルタイム・コミュニケーションの快楽
- ネットの情報にタイトルなんていらない!?
- 非公開から公開へ
- 悩める公開ユーザー
- 思考をだだ漏れにすることで得られるもの
- 5通りの活用法と、「告知ツール」としてのツイッター
2 「tsudaる」技術
- 「tsudaる」とは何か
- 「tsudaる」スタイルの完成
- 「tsudaる」と呼ばれて
- ツイッター中継の効能
- 更なるインセンティブの可能性
- ツイッター中継と著作権問題
- 報道としてのツイッター中継
- ツイッター中継の「報道」としての意味
- 「tsudaる」技術
第3章 社会に広がるツイッター・インパクト
1 ツイッターとジャーナリズム
- マスメディア・ジャーナリズムの3つの機能
- ツイッター上で行われた「伝達機能」的報道
- ムンバイテロ報道の残した課題
- 秋葉原連続殺傷事件
- ハドソン川の旅客機不時着事故
- 「洪水」をきっかけに生まれた新しい伝達型ジャーナリズム
- モルドバやイランで発揮された「監視機能」
- 政治性を帯びるツイッター
- 政策形成のプロセスを透明化する「監視機能」
- ツイッターで「構築機能」は実現できるか
- 旧メディアとソーシャルメディアの連携の可能性
- ネット時代のジャーナリズム
2 ツイッターと政治
- オバマ大統領選とソーシャル・メディアの威力
- 政治家に広がるツイッター活用
- 日本でも広がる政治家のツイッター利用
- カウンター・メディアとしてのブログ
- ツイッターの強力なカウンター機能
- 日本の政治家がツイッターを使う理由
- 逢坂誠二衆議院議員の場合
- 国会議員による実況中継
- ツイッターを通しての想い
- ツイッター「炎上」
- ツイッター議員との上手な付き合い方
- ツイッターと選挙
- ネットと政治
- 政治の現場とツイッター
- 英国政府の公式ツイッターガイドライン
- 日本の公的機関はツイッターをやるべきか
3 ツイッターとビジネス
- 企業のツイッター活用状況
- 大成功したデルの事例
- 企業のツイッター利用の4つのパターン
- ツイッター社が定義する企業のツイッター活用
- 企業活用の具体的事例
- 活用の限界のメリット
- 「人間力」の高い社員を担当にすべし
スペシャル対談 勝間和代×津田大介 つぶやく力――ツイッターの可能性を探る
- きっかけはエゴサーチ
- 広瀬香美というユーザー
- ツイッターのもたらした発見
- フォロワー数というシビアな現実
- ツイッターの時間、生活の時間
- ビジネスパーソンのツイッター活用術
- 非承認制のもたらす気安さ
- ツイッターは「原始インターネット」
- ツイッターはキャズムを越えるか
おわりに
最終更新: 2009年11月6日