- 出版社: 朝日出版社
- ジャンル:一般書>ビジネス
- 判型:B6判変型
- ページ数:168ページ
- ISBN:978-4-25-500621-5(42-5-500621-0)
- 発売日:2012年1月10日
情報の呼吸法
著作
発信しなければ、得るものはない。
『Twitter社会論』以来2年ぶりとなる待望の単著!ツイッターの第一人者で「tsudaる」という流行語を生み、フォロワーは20万人弱、ソーシャルメディアの最前線を疾走する。メディア・アクティビスト津田大介による、超情報時代を楽しむための情報の「吸い込み方と吐き出し方」。
フォロワーの増やし方から、信憑性のはかり方、アイデアを生む「連想ゲーム」術まで。発信しなければリターンはない。情報というガソリンを取り込んで、人を巻き込み、変化を引き起こすための行動型情報入門。「これからのアイデア」をコンパクトに提供する新シリーズ〈アイデアインク〉第1弾。画期的なブックデザインはグルーヴィジョンズ。
目次
はじめに
第1章 情報は行動を引き起こすためにある
- 情報の爆発的増大は必然的な変化
- ソーシャルメディアが社会的うねりに火をつける
- 東日本大震災で浮かび上がったソーシャルメディアの役割
- 震災時に「情報のハブ」になる
- 「伝えないと」という強いモチベーション
- 情報をシェアすることは楽しい
- 情報は行動するためのガソリンである
- もともとが雑誌的人間だった
- 「ナタリー」を立ち上げる
- 今度は自分ひとりでメディアを作る
- メディア作りの原点は新聞部
- ナップスターの衝撃で人生が変わった
- デジタルコンテンツ配信について修行する
- 「ツイッターの伝道師」と呼ばれて
- 「人選び」で情報の格差が広がる
- 誤配を通じて自分を知る
- 情報の必然性をデザインする
- 情報の受発信は「連想ゲーム」
- 一期一会のアウラにうまく乗っていく
- 新旧メディアのハイブリット
第2章 情報は「人」をチャンネルにして取り込む
- 情報のほとんどはツイッターが起点
- ソーシャルネットワークからニュースを手に入れる
- 情報は「セグメント化」して取り入れる
- 7~8割を追えるくらいのタイムラインをキープする
- グーグルとツイッターを組み合わせた調査法
- 「人」に注目して情報の信憑性をはかる
- 知らないことは、訊いてみる
- 情報を「振り返る」というリテラシー
- ソーシャルメディアと自分との相性をさぐる
- 古典を読んで情報の偏りを是正する
- いかにして情報をスルーするか
- 宣伝の文句に惑わされないために
- オフラインの情報価値が上がっている1:人に会う
- 「ツイッター飲み」という新しいオフ会
- オフラインの情報価値が上がっている2:本を読む
- 1割のネガティブよりも9割のポジティブ
- 大切なことはすべてエゴサーチが教えてくれた
第3章 情報は発信しなければ、得るものはない
- 情報の「発信力」を高めるには
- フォロワーを増やすには、フォローを増やす
- 継続してできることを自分の「タグ」にする
- 自分にしかできない発信をした「SHARE FUKUSHIMA」
- 「情報の棚卸し」にソーシャルメディアが役に立った
- リアルタイム紀行型ジャーナリズム
- マスメディアの報道が伝えない現実はたくさんある
- 新しい政治メディアを作りたい
- 政治の「情報の血流」をよくしたい
- いま「メルマガ」である理由
- 面白いと思うものを発信すれば人はついてくる
- 有料の情報には価値が眠っている
- エンゲージメントをして、まずは「ギブ」する
- パブリックとプライベートのバランス
- 自分のリプライを「線引き」する
- 新旧メディアを組み合わせて発信する
- 生煮え状態のアイデアをたくさん置いておく
- 自分にボールを投げてアイデアの文脈を作る
- 「キュレーター」ではなく「バーテンダー」
- 考えるための材料を継続して提供する
- 発信の「軸」を決めて、直感を信じる
第4章 ソーシャルキャピタルの時代がやってくる
- ソーシャルメディアはローカルな「しばり」から開放する
- 人間関係という資本を棚に蓄えておく
- ソーシャルキャピタルとは何か
- 飛び出していく人間が孤独ではなくなった
- ローカルコミュニティの再定義が求められている
- 情報発信の仕方しだいでコミュニティの未来も変わる
- 人間関係資本が経済資本をうまく牽引するために
- 送金のプラットフォームで社会は変わる
- 人はすべて他人にとってのソーシャルキャピタルである
おわりに
最終更新: 2012年1月10日